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バカを考える会

今日は松江トークライブ主催のスギサクさんの呼びかけで
4月バカにちなんで、バカを考える映像の上映会。

今回のネタは

26世紀青年

なんだかタイトルだけでもうガッカリ感満載なんだが、地味に名作。
というか、配給会社の日本語訳が間違ってしまったために駄作と勘違いされてしまっている
不遇の作品と言ってもいいだろう(言いすぎかもしれませんが)

21世紀少年の頃だったせいでこういう名前になっちゃったんだろうけどね・・・
そういう頭の悪い邦題はAVだけにしてほしい。21センチ少年みたいにね。


文明は進化しても人類の知能は進化しない、むしろ退化していってしまい
ほんとに目も当てられないくらいのバカっぷりで荒廃しているところに
21世紀に冷凍保存された平均的な男性が「天才」として扱われ
とりあえず食糧問題を解決し、これからよくなっていくというような内容。
かなりざっくりと解説してますが、26世紀の人類のバカっぷりがハンパないわけで。

まぁそのバカっぷりのハンパなさが笑えるコメディ映画という第一印象なんだが
藤子F不二雄先生の短編のような、読んだ後のじわじわくる絶望感というか不安感というか
そういうのがじわじわくるんですよね。

たとえば劇中のテレビ番組の低俗っぷり。最近特にテレビ番組の質が落ちているといわれているが
このままでいけば劇中番組ばかりのような世の中になってしまうんじゃないかって思えたり
しょーもない事件の増加とか社会現象とか、本題を語らずに揚げ足のための理論武装とか
そういう現状ってこの映画のような総国民バカ化とダブって見えてくるし

これってホントにこうなっちゃうんじゃない?ってくらいにリアルなSF映画じゃないかなっていう感想。
現代社会に対する警鐘として受け止めなければならいんじゃないだろうか?と。


普通にコメディとしてもテンポもよく面白かったけど
個人的にはもう少しお色気が欲しかったな(特にホワイトハウスにいた爆乳。もうちょっとエロいことしてほしかった)
シモネタは多いんだけどそこそこ主要なところにいい感じの巨乳いるんでもったいないというか。
まぁでも普通にコメディ映画としても充分たのしめる作品だと思う。

どうやら日本未公開作品のようだが(WOWWOWで放映されたらしい)
さすがWOWWOWはちゃんと放送する作品選んでるなぁと。さすがです。


さて、この作品をいろんな人に見てもらうために布教活動をせねば・・・

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